Q.相続に有効な生命保険はありますか?
A.相続の対策には「生命保険が最も有効な手段の一つ」と言われることがあります。
生命保険は相続の場面で預貯金よりも以下の利点があります。
①すぐに現金化できる
②加入の時から満額の保障が得られる
①は相続で預貯金の口座が凍結されて基本的には、相続人全員の印鑑がないと
払い戻しができなくなってしまいます
その点生命保険は、相続の事実さえ分かればすぐに現金が振り込まれることになります。
②は急な相続が起こった場合などは特に有利です。
例えば納税資金に300万円必要だとします。
預金だと当然貯めた分だけしか準備できません。
準備期間が短いと納税資金に満たないこともあります。
生命保険の場合は保障を多くしておけば加入時から万が一のことが起こっても必要な金額を準備することができます。
これ以外にも、生命保険金は遺留分減殺請求の対象財産ではないことや、受取人をいつでも変更でき配分も自由に変えられることなど、とても便利です。
相続税対策でも有利です。
相続人1人に対して500万円の控除が認められます。
意外にこの控除額を利用していない人が多いです。
この生命保険金の控除はぜひ使いたいですね。
ただ、生命保険は「契約者」「被保険者」「受取人」の設定の仕方で税金が大きく変わってきますので、現在契約している方もよくよく確認をする必要があります。
せっかく保険料を払っているのに、いざという時に使えなければもったいないですからね。
当事務所では生命保険の募集人資格を持った者が常駐しておりますので、ぜひご相談ください。